シリーズと革の特徴について
イタリアンレザー:(ベジタブルタンニン協会加盟タンナー)
※バケッタ製法:植物から抽出した天然の渋(タンニン)で鞣した革に、さらに時間をかけてオイルを染み込ませたイタリアの伝統的な天然皮革の製法です。
『Conceria la Bretagna』:「Antique」シリーズ
『MONTANA』:「Classico」シリーズ
モンタナ社は、1975年に設立され、世界中のベルト、靴、家具などの革製品に使われる丈夫な革を生産しております。また、その原皮は、ヨーロッパ産に拘り、伝統的な鞣し技法により生産され、使うほどに風合いを増し、革本来の個性が増してまいります。
その革質は、しっかりした硬さを持つが、しなやかで手触りの良いスムースレザーです。私どものシンプルなデザインの製品に高級感を与える一品に仕上がっております。
『Tempesti』:「Diago」シリーズ
彼らは、活動開始から70年以上が経過し、常に自然を尊重しながら、ファッションやその瞬間のスタイルのニーズに沿った最先端のアイテムをお客様に提供できる戦略を採用してきました。
最高の職人の伝統と組み合わされた最も革新的な技術プロセスにより、比類のない自然さと柔らかさを特徴とする高品質の革を製造することができます。
この長くて高価な製造プロセスは、優れた市場戦略には不適切に思えるかもしれませんが、彼らの製品によって達成された成功を考えると、この方向に進むことが奨励されていると感じています。
環境保護と自然な特徴と外観を備えた革を手に入れたいという願望は、彼らを植物タンニンによる生産に向かわせました。すべての製品は、コンソルツィオベラペレイタリアーナコンシアタアルベジターレのメンバーと創設メンバーによって規定された仕様に準拠して作られています。
栃木レザー:日本を代表する老舗タンナーで、全て天然由来の植物タンニン鞣しを行っています。染料のみで着色している為、革本来の表情とエイジングを楽しめます。トラ(シワ)、血筋、傷等が残っているのも特徴です。
当店では仕上げの異なる3種類のヌメ革を「Classic」、「Shrink」、「Vintage 」の各シリーズに分けて使用しています。
※染料のみで色付けをしている為、ロットごとや部位により多少の色ブレがあります。
※「Classic」と「Vintage」は、同じ種類の革を使用しておりますが部位が異なります。
姫路レザー:姫路エリアにあるタンナーで、当店では植物タンニンとクロームを使用した合成鞣しの革に、型押し加工をしたものを使用しています。
「CP」と「Style-colors」は、顔料で着色している為、癖の少ない比較的綺麗な表面に仕上がっております。傷が付き難くヌメ革のような経年変化が少ないのも特徴です。
当店では型押しの種類やカラーバリエーションを変えて「CP」、「Style-colors」の各シリーズに分けて使用しています。
※「CP」、「Style」は、外側のみに使用しております。
「Zeaba」は、ヌメ革に近い製法で鞣されている為、革本来の表情であるシワや血筋等が残っております。また、本革では珍しい抗菌加工を施した仕様にしております。
・製品のシリーズについて
・Zeaba:ヨーロッパから輸入した成牛革を日本のタンナーで鞣しております。革には、程よい腰があり革本来のシワなどの風合いを残すように作製しました。 特に革への抗菌処理は、他ではあまりない特徴です。
「抗菌」: 本革では初めて銀イオンAg⁺の抗菌力を用いて開発された無機抗菌剤『ゼオミック®』と皮革用トップコート剤を混ぜ込み開発した薬品です。
ゼオミックの特徴 革の表面に付着した雑菌の繁殖を抑制しレザー商品を清潔に保ちます。AG⁺レザートップコート剤に使用しているゼオミックとはあらゆる抗菌のニーズにお応えする銀系無機抗菌剤です。 ※ゼオミック®とは、1984年にシナネンゼオミックが世界で初めて製品化した銀系無機抗菌剤です。安全性、持続性、耐熱性など有機系の抗菌剤に比べ多くの優位性を持ち、日本だけでなく世界各国で高い評価を受けています。『ゼオミック® は、株式会社シナネンゼオミックの登録商標です。』 ・Ag⁺レザーコーティングは革本来の特性はそのまま維持されます。 ・色目によっては少し曇ったように見える場合がございます。 ・ゼオミックAgタグはゼオミックAg⁺レザーコーティング加工を施したレザーを使用していることを証明します。 ・使用頻度、環境によって抗菌作用の違いがございます。
・Classico:Classicシリーズを継承するシリーズとして更に上級なイタリアンレザーを使用しております。その革質は、しっかりした硬さを持つが、しなやかで手触りの良いスムースレザーです。私どものシンプルなデザインの製品に高級感を与える一品に仕上がっております。深い色味と硬めでしなやかな上質の革を好む方にお勧めです。
・Antique:植物タンニン鞣しのイタリアンレザーを使用して、高級感漂う美術品のように仕上げました。表面のシボ柄はとても繊細で、他にはない独特な風合いとエイジングを楽しめます。使い込むほどに艶が増し、深みが出るのも特徴で、使い込んだアンティーク家具の様に表情が変化して行きます。
・Diago:植物タンニン鞣しのイタリアンレザーを使用して、古代のイタリアをイメージして企画したシステム手帳です。個性的なイタリアンレザーです。
・CP (Carbon Pattern): 外側には姫路レザーにカーボン柄を入れた革を使用しています。幾何学的な美しい仕上がりで、カーボン柄ならではのスポーティーな雰囲気も楽しめます。ステッチは、全体の印象を引き締める効果を期待して、さりげない「モダングレー」を採用しています。内側には「栃木レザー」の革を組み合わせる事により、温かみのある革を無機質なイメージの製品に仕上げました。
・Classic:コシのある硬さと、しっとりとした柔らかさを両立したヌメ革を使用しています。オイルをたっぷりと与えた、「オイルプルアップ」と呼ばれる手法で仕上げられ、風合いのある自然な輝きと滑らかな手触りを楽しめます。
・Shrink: 革にシボ(シワ)を与え、柔らかく仕上げられたヌメ革を使用しています。初めから手に馴染み「Classic」シリーズよりも傷が付き難く軽いのが特徴です。
・Vintage: 「Classic」シリーズと同じ革ですが、ショルダーやネックの深いシワが多い部分や血筋や傷が多く残る部分を使用しております。ビンテージな雰囲気と革本来の表情を楽しみたい方にお勧めです。
・Style-colors:内側と外側に「Style」と同じ種類の革を使用しています。ヌメ革よりも傷に強く経年変化が少ない為、本革でありながらもより気軽に扱えます。色鮮やかな革とステッチを使用することで重厚感を抑え、軽い印象に仕上げました。
・Abocado:革にシボ(シワ)を与え、柔らかく仕上げられたヌメ革を使用しています。Shrinkシリーズと同じ革を使用しておりますが、革の表面が個性的な部分を採用しており、同じ模様は存在しません。また、製品の仕上がりがアボカドの様に見える事から、Abocadoシリーズとしてリリースしました。また、革は、初めから手に馴染み「Classic」や「City」シリーズよりも傷が付き難く軽いのが特徴です。
・ヌメ革について - Vegetable Tanned Leather -
ヌメ革は、革の表面(銀面)に加工を施さず、植物由来のタンニン(植物タンニン、ベジタブルタンニン)を使用して皮を鞣して作られます。(皮から革へ変化させます) その為、革本来の味でもあるシワ(トラ)、傷、血筋などが残っているのが特徴です。また、革自体は丈夫ですが、表面は傷が付きやすく、水濡れによりシミも付きやすいのでご注意ください。加えて、ご使用に伴い紫外線や手の皮脂により色が変化していきますので、これらの特徴をご理解いただき、経年変化(エイジング)をお楽しみください。
※ 色を染めたヌメ革は、そのロットや同じ革の場所でも色合いが異なり、同じ表情の製品はほとんど存在しません。